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2010年12月22日 (水)

レデューサー自作計画NO.1

昨日KS合同観測会に行ってまいりました。月齢11は酷かった…何にも写らない…涙
望遠鏡をM81、82やバラ星雲やM41、アンドロメダ銀河とかいろいろ向けてみましたが、すべて残念な結果です。途中で懇親会に参加してました。せっかくタカハシのイプシロン光学系が使えるのに惜しい気持でした。

さて、今までインターバルタイマーやレーザーポインター、プラネタリウムなど作ってきたわけですが、まだ作ります。大学生にはお金がないんです。自分で作れるものは自分で作るしかないんですよ。で、今回はレデューサーを作ろうか検討しています。いつもの私ならここに書くより先に材料を買って作りかかるのですが、問題がいくつかあって手が出せないままなんです。レデューサーは安くても3万円から、良いものだと10万円くらいする望遠鏡に取り付ける光学系のパーツです。焦点距離を縮めることができる縮小光学系なわけです。簡単に言うと高倍率だった望遠鏡を中倍率まで倍率を下げるレンズです。なぜ、これがほしいかというと、暗く広がる星雲などを明るく写したいんです。望遠鏡の口径と明るさ(F値)の間には下のような関係がありまあす。

F値=焦点距離÷口径

天文部のVixen製R200SS鏡筒は焦点距離800mm、口径200mmなのでF4になります。世間一般にはこれだけでも十分明るいです。しかし、いま天文部がおかれている状況は赤道儀の追尾限界が1~2分です。きれいな写真を撮るためには

・ISO感度を下げて長時間露光する
・ISO感度を上げて短時間露光したものを何枚も合成する

という選択肢があります。しかし、追尾が悪いため前者は不利です。なので後者にせざるをえません。ノイズが多く再現性の悪いNikonD90ではISO感度を上げるということはかなりのリスクです。(ISOを上げると感度ノイズが増える)F値は数字が大きくなるほど望遠鏡で集める光の量が少なくなります。ならば、ISO感度を今より1段下げて短時間露光をF値の小さい光学系で撮影をすればきれいに写るのです。また、ISO感度を下げずに短時間露光、しかしF値の小さい光学系による撮影をすると暗い天体も写すことができます。

ではどうすればよいかというと、思い切って焦点距離を縮めます。予定では今の85%まで下げたい。これでだいたい焦点距離が680mmになります。そして望遠鏡は変わらないのでF値は3.4になる。わずかですが、若干明るくなります。そして若干広角になります。そのためのレデューサーなんです。あと若干コマ収差が減るそうです。(コマ収差=画面端の星が歪んでしまう現象。)

しかし、問題はたくさんあります。比較的明るいR200SSにレデューサーをつけることに意味があるのか?周辺減光が起こらないか?(たぶん起こるが)また、Nikonマウントに取り付けるTリングはCanonEOS用より小さいのです。したがってレンズをTリングに組み込めないかもしれない。また、厚みのあるレンズだとTリングに固定できない。ピントが合うかなどなど・・・

簡単な構成イメージ

Photo_5

レンズはケンコー製のMCクローズアップレンズかACクローズアップレンズのものにしようと思ってます。今回はこのクローズアップレンズというかフィルターを分解したのち、レンズだけ取り出してTリングに移植したいと思っています。ちなみにこのレンズはもともとカメラレンズの先に取り付けて接写するためのものです。ACクローズアップのほうはレンズが2枚1組になっており分厚いのでTリングに組み込めないかもしれませんね。レンズは2000~3000円で手に入りますがもうしばらく考えてから作るかどうかを決めようと思います。

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